木村メソッドこだわり掃除!美容室の店内をきれいに保つ秘訣

木村メソッドこだわり掃除!美容室の店内をきれいに保つ秘訣

 

美容室で働くと「掃除」という誰もが必ず通る道であり通らなければ行けない道に直面すると思います。
「掃除」と表現すると硬い言葉にも聞こえて大変そうに感じてしまうものです。

美容室に勤めていると毎日当たり前に居る場所になり、細かい所に気付けない方がほとんどです。
お客様から見ると、美容室のちょっとした所にも目が届いて気になるポイントが増して悪い印象がついてしまうものです。

今回は美容室が考える掃除の意味と掃除のとらえかた、掃除の持つ力を大きく分けて4項目にまとめて説明していきたいと思います。

 

美容室がこだわらなければいけない掃除とは?

 

「掃除」というと皆さんはどういうイメージを持つでしょうか。

簡単に説明すると、ちり・ほこり・しみなどを取り除く作業の事を言うと思います。
ご家庭での掃除であれば,自分が気になる所を掃除したり季節や時期に応じで掃除を始める方が多いと思います。
そして、スッキリした事により気分が良くなります♪

しかし、美容室での掃除では自己満足だけではダメなのです。

【自分が良いと思う事(自己満足)+お客様が良いと思う事+誰が見ても良いと思う事】
こちらに集約されていて、かつ考えなくてはいけません。

【自分が良いと思う事(自己満足)】・・身の周りがキレイ
・自分が気になる所や譲れない所を掃除できているか。

【お客様が良いと思う事】・・清潔感ならびに全体の雰囲気や空間の匂い
・店内に置いてある棚や道具やPOP広告などの配置、ならびに店内の空気がキレイであり 掃除ができているか。

【誰が見ても良いと思う事】・・第一印象や掃除している様子
・入り口や美容室の顔となる場所がキレイに掃除できているか。
・毎日掃除している様子を必ず周りの方に見せているか。
 (常に「キレイに気を配っている美容室」という印象になる)

美容室が思う掃除、いや、美容室が拘らなければいけない掃除というのは上記のような事を気にして実行に移さなければいけません。

 

美容室での掃除をする目的

 

汚いよりはキレイが良い、というのは当たり前の認識になっています。
もちろん、ビンテージのモノや味わい深いモノなどは別という考えになります。

では、皆さんは掃除の目的を考えて毎日掃除をしているでしょうか。
おそらく、店内や道具などをキレイにする事が目的に変わっていませんか?

正直に言いますと、目的というのはキレイにする事ではなくすべてにおいて「維持」をすることです!
初めは、店内のどの部分を見渡してもキレイなのは当たり前だったはずです。
しかし、掃除がおろそかになっていたり、掃除したつもりになっている事の積み重ねで維持していく事が困難になります。

維持が困難になることで時間とともに汚れている所にしか目がいかなくなり、勘違いで他の部分がキレイに見えてしまうという錯覚におちいります。

錯覚が続くとキレイだった所も時間とともに汚れてしまいます。
そして、汚れたら掃除という負の連鎖により、キレイを求める事が目的に変わってしまっているのです。

掃除=維持 ◎
汚れ→掃除=綺麗 ✖️
掃除=綺麗 ✖️

もちろん、掃除というのはキレイになって初めて掃除をした事になりますので、掃除という行動だけで掃除をしたつもりになるような勘違いはくれぐれもないように気をつけてください。

 

美容室で行う掃除の意味

 

美容室で行う掃除の意味は、「鏡」だからです。
すごくトンチンカンな綺麗事を言っているように聞こえますが、「鏡」だと思っています。
急に掃除からかけ離れていると感じるかもしれませんが、そう遠くはない話です。

美容師としての技術面や接客面も先輩(上司)の動きや言動を真似る所から入ると思います。
なので、誰かの真似=鏡になっていることが多いと思います。
憧れの先輩がいたりすればなおさらです。

そして、仮にお店の鏡が汚れているとします。
覗き込むとどうでしょう?自分の顔も汚れて写し出されませんか。
鏡というのはそのまま映し出します。なので磨くとどのように映し出されるかは想像だけでわかります。

掃除というのは自分自身を磨くという以前の準備として行うものになりますので、美容師という目線から考えるとおのずと掃除の意味は解るのではないでしょうか。

 

お客様から見えない所こそキレイに!

 

お客様から見える所の細かい掃除場所の話が出て来ていませんが、今までの文を読んで頂ければお客様から見える掃除の場所などは言うまでもありません。

掃除への理解や考え方を変えれば自然にできます。

見えない所こそ大事になります。

見えない所とは何処だと思いますか?

考えられるのは、スタッフルームや部屋になります!!
お客様が普段見る事のできない場所というのは関心が高い所になります。

スタッフルームに関しては、お客様がスタッフの出入りの様子などを自然と見ている事が多いと思います。
少しでもスタッフルームが目に入り汚くなっていたら記憶に残り美容室の印象がマイナスに働いてしまうことになり得ると思います。

次に部屋に関しては、サロンワークで生活感が出てしまうからです。

美容室というのは自宅より居る時間が長いですし、人の動きが多くあるのでキレイに保つのに、より注意が必要になると思います。

それに比べて部屋というのは決まった行動範囲になり自然と行動が制限されると思います。
限られた部屋の中をキレイに保てないということは、お客様に対してのより良い空間の提供ができないのと同じになります。

お客様は限られた時間と空間で満足感を得る事に一番の喜びを感じると思います。

 

木村メソッドこだわり掃除!美容室の店内をきれいに保つ秘訣まとめ

 

最後に大袈裟に言いますが、掃除の持つ意味や力というのはとらえかたがたくさんあると思います。

その中で自分自身がどういうとらえかたをして、美容室をキレイに保ち、お客様をキレイやカワイイやカッコ良くしていけるかだと思います。

今まで話してきた内容が、こだわりでありキレイに保つ秘訣という答えだと思います。

  • 木村雅史(Masashi Kimura)
    木村雅史(Masashi Kimura)

    株式会社mkyou57 代表取締役CEO 千葉県柏市にて美容室を経営。 離職率低下や顧客のリピーター化の独自メソッドを開発。 店舗内の思いのベクトルを統一することが、成功の鍵!

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